フリーランス・経営者のみなさまへ。会計ソフトは自分で選びましょう

Last Updated on 2021年4月7日

これから独立・起業するフリーランス・経営者の皆様へ、

お伝えしたいことがあります。

それは、会計ソフトは自分で納得したものを選びましょう

ということです。

その理由を書きます。

数字の主導権を握るため

まず、自分が数字の主導権を握るためです。

外部の専門家に丸投げしてはいけません。

丸投げしてしまうと、いざというときに味方になってくれる数字を

完全に外部に依存してしまうことになります。

例えば、自分で経理していない場合

領収書をがさっと専門家に送ることになるでしょう。

内容がわからないものについては、質問攻めに合うでしょう。

この時間は経営者・専門家いずれにとっても生産的でないことは明らかです。

巷には

「これは経費になる」

「これは経費にならない」

などの情報が出回っていますが、

「必要」経費といわれているとおり、事業に必要であればそれは経費です。

(「税務署に説明できるならOK」という理屈でもなく)

そしてその「必要」さが一番わかっているのは

実際に事業を行なっているフリーランス・経営者のはずです。

自信を持って経費の処理を行うために、

自分が選んだ会計ソフトを使って、自分で処理しましょう。

その積み重ねが数字の主導権を握る力になります。

自分(自社)の数字を好きになるため

事業を上手く回すためには、自分(自社)の数字を好きになる必要があると考えています。

良い時も、悪い時も、付き合っていかなければならないので。

専門家から出されたそれっぽい数字ではなく、

みずから作った数字です。

自分で選んだ会計ソフトであれば、自分で記録するモチベーションがあがります。

なにかしら自分なりの選んだ基準があるはずだからです。

例えばクラウド会計ソフトを選んだ方であれば、

  • リアルタイムで数字を把握できる
  • 自分の好きなUI(見た目大事ですね)
  • データを使って仕訳を効率化できる
  • クラウド上で動くのでいつでも見られる
  • 複数人で共有できる

などのメリットを考えて選んでいるはずです。

このようなことを考えずに人から勧められたもの、

専門家が提案したものを導入した場合

「自分では操作できない」

「モチベーションが上がらない」

ということになります。

結果、数字からどんどん遠ざかってしまいます。

そんな状況で自分(自社)の数字を好きになれるでしょうか。

数字に活かすためには、入り口(会計ソフト)から

以前税理士に丸投げしていた鉄工所を経営している社長は、

「税理士が作った数字はなんだか納得できなくて。自分で数字を作って経営に活かしたいんです

とfreeeの導入・運用サポートをご依頼してきました。

特に昨今の目まぐるしい経営環境の変化の中で、

外部に丸投げしていることに危機感を持ったのでしょう。

freeeでレクチャーを進めていく都度

数字の「見える化」が進み、ワクワクされていた印象を思い出します。

数字を経営に活かそうとするのであれば

まずは入り口(会計ソフト)から固めなければなりません。

もちろん、数字の精度を上げるためには

専門家のレクチャーが必要と考えています。

当事務所ではお客様に数字の主導権を持ってもらいつつ、

最終的なチェックをさせていただいています。

 

まとめ

フリーランス・経営者の方は、

会計ソフトを自分(自社)で選ぼう、ということと

その理由を書きました。

「数字はどうも苦手で。。」

という方が多いですが、

いまは誰もが情報に触れられる時代です。

会計の基本的な知識は事業を行う人であれば知っておくべきことと考えています。

独立・起業してすぐに税理士など専門家に依頼をするのではなく、

会計ソフトを自分で選び、自分で記録することを基本に進めることを

お勧めします。