クラウド会計は、「入力する」ものではなく、「データを取り入れる」もの。裏の「仕組み」を理解することも大切

クラウド会計専門の税理士として約3年間、様々なお客様の顧問、単発の決算、導入支援を行ってきました。

そこでわかったのが、

「クラウド会計を使いこなしている人ほど、入力を行っていない」

ということです。

クラウド会計はデータを入力するものではなく、データを取り入れるものです。

「入力する」というマインドをなくし、

裏の仕組みを理解することが、重要だと思っています。

 

「経理にいた人」よりも、「データ思考のある人」が使いこなしていた

今まで支援してきたお客様で、

「この人はすごい使いこなしているな」

と思った人は、ほとんどが経理経験のない、けれどもデータ思考のあるITに強い人ばかりでした。

「データ思考のある人」というのは、いかに今あるデータを使いこなして

効率的に処理できるかを考えようとする人です。

逆に「紙」の名残を引きずっている経理経験のある人のほうが

なかなか「データを取り入れる」ということに慣れず悪戦苦闘しているように見えました。

 

 

データを「取り入れる」ことに慣れる

クラウド会計のfreeeとマネーフォワードクラウドは、「会計ソフト」という定義を超え、様々なソフトとの連携を

進めてきています。

APIの取組みなどがそうですね。今後効率的なデータ活用が更に進みそうです。

参考記事:

会計freee請求書APIリニューアルにつき一覧取得を試してみました

クラウド会計を使いこなしている会社の中には、

 

会計処理はもちろん経費精算、給与計算、マイナンバー管理、算定基礎届作成、労働保険申告書作成、年末調整、法定調書

等をすべて自社で行っているところもあります。

「紙」で処理していることに慣れていると、つい「紙」を見ながら「入力」・・という

発想に陥りがちですが、「今あるデータを使えないか?」というデータ思考が

クラウド会計を使いこなすためには必要です。

 

紙の通帳ではなく、インターネットバンキング。

紙の請求書を郵送するのではなく、クラウド会計又は他社のソフトと連携してデータ化、クラウド共有。

身近なデータを効率的に利用してみるところから

クラウド会計を使いこなすコツがあると考えています。

 

簿記の知識と同じくらい、中の「仕組み」を理解することが重要

データを取り入れることも大事ですが、中で動く「仕組み」を理解することもポイントです。

本日も、クラウド会計freeeに関する質問がお客様からきました。

例えば、給与が二重で処理されてしまっている方がいました。

(給与計算確定時の自動仕訳と、口座からの引き落とし仕訳)

人事労務freeeと会計freeeへのデータの流れの「仕組み」を理解していないと発生してしまう問題です。

給与確定、仕訳の流れは以下のとおりです。

 

人事労務freeeにて給与計算確定

会計freeeにて自動仕訳が作成される(給与、預り金、未払金等が計上)

銀行口座から給与が支払われた際のデータが同期される

既に未払計上されているので、「未決済取引の消込」で未払金の消込処理をする

 

 

このように

操作はいたってシンプルなのですが、

簿記の知識が仮にあったとしても、

裏で起こっている「仕組み」を理解しないとなかなか正確な処理はできません。

ただその「仕組み」さえ理解できてしまえば、

システムに乗ることができ、

驚くほど業務を効率化できます。

クラウド会計を使いこなすもう一つのポイントは、

いかに現在の業務フローをクラウド会計の仕組みに合わせられるか

ということになるでしょう。

変えていくのは、システムではなく、今までの仕事のやり方

ということになります。

 

 

まとめ

クラウド会計は、「入力する」ものではなく、「データを取り入れる」ものであること。

そして裏で動いている「仕組み」を知ることが大事であることを説明しました。

まだまだ少数派であるクラウド会計ですが、

間接部門の業務効率化の鍵になっていくと確信しています。

まずは、身近なもののデータ化から取り組んでみてはいかがでしょうか。


【代表プロフィール】
【事務所の特徴】
【税務メニュー】
単発決算・申告
単発税務相談
単発税務メール相談
【コンサルティングメニュー】
クラウド会計導入コンサルティング
個別コンサルティング