PayPalやstripeなどの決済代行サービスでサブスク売上がある場合のインボイス対応。

Last Updated on 2023年9月12日

サブスク売上のインボイス対応はどうなる?

2023年10月1日から消費税のインボイス制度が始まります。

インボイス発行事業者に登録された方すべてが対応しなければならないのは、

必要な事項(登録番号、取引金額、消費税(率)など)を記載した請求書を送ることです。

 

ただ、手動で請求書を発行しないケースもあります。

例えば、PayPalやstripeなどの決済代行サービスでサブスク売上を自動で計上している方です。

この場合のインボイス対応について以下3つのパターンで

対応可能ですので、解説します。

 

  • 請求書が自動送信される場合には、登録番号等を請求書に含めればOK
  • 請求書が自動送信されない場合には、登録番号等を別途メールで送ればOK
  • HPに登録番号を記載するのもアリ

 

 

パターン1:自動で送られる請求書に登録番号等を含める

サブスク売上で、毎月請求書が自動で送信される場合には、

その請求書にインボイスの登録番号など、必要事項を含めるようにすればOKです。

 

例えば、stripeではBilling→サブスクリプションで定期課金を行うことができますが、

毎月以下の形で顧客が請求書をダウンロードできるようになっています。

この請求書はカスタマイズできます。

私も一部のお客様に対して税務顧問料をstripe経由で請求させていただいているのですが、

以下のようにインボイス登録番号と、税抜金額、消費税(率)など必要事項を記載しています。

(源泉所得税はマイナス項目を設定できないため説明書きに含めています)

 

ちなみにこれらは、サブスクリプションを作成する時に

登録番号は「インボイスのカスタムフィールド」、

追加事項は「インボイスのメモ」

欄で設定できます。

 

stripe以外にも、毎月請求書や領収書を自動発行できるシステムであれば

その中にインボイス登録番号その他必要事項が設定できるか確認してみましょう。

 

パターン2:メールでインボイスに必要な事項を送る

システムの中には、毎月請求書の形で送るのではなく簡易的なメールで終わり、というものもあります。

その場合には、メール等でインボイスに必要な事項を追加して送ればOKです。

 

例えば、PayPalはサブスクリプションがスタートすると次のようなメールが顧客に届きます。

みてのとおり簡易的なもので、インボイスの登録番号を設定できる機能もありませんでした。

このような場合には、自動課金スタート時に

サンクスメールを送ることが多いと思いますので、

その中にインボイスの記載事項も含めておきましょう。

 

 

例えば、下記のようにサンクスメールの下にインボイスの情報ををつけます。

 

いずれにしても、請求書のような形でなくても

何らかの形でインボイスの登録番号その他情報をお知らせできれば、OK

です。

 

パターン3:HPに登録番号を記載しておく

不特定多数の方に同じ商品を月額課金で売る、というパターンでしたら

Webサイトに自社の登録番号を記載しておくのもOKです。

まとめ

PayPalやstripeなどの決済代行サービスでサブスク売上がある場合のインボイス対応

を解説しました。

ポイントは、

  • 請求書の形でなくても、なんらかの方法でインボイス登録番号等をお知らせできればOK

という点です。

フォーマットが整った請求書を毎月必ず送らなければならないという

わけではありませんので、そこは安心していただければと思います。